はじめに・・・

はじめまして。
リュウと申します。

元々アメブロ(https://ameblo.jp/ryu-saitou/)でブログを書いていたのですが、
数年間ブランクがあいて、ブログの事情もだいぶ変わったことと、

平成30年3月に大学院を修了する(見込)ことで、税理士試験を終了できる目処が立ったので、これを期に当時のことを書こうと思いました。

過去の自分の受験結果は以下のとおりです。

第62回 2012(平成24年) 【×】簿記論  【合格24】財務諸表論
第63回 2013(平成25年) 【合格25】簿記論  【×】消費税法  【-】国税徴収法
第64回 2014(平成26年) 【×】法人税法  【×】住民税  【-】消費税法
第65回 2015(平成27年) 【×】所得税法  【×】住民税
第66回 2016(平成28年) 【×】住民税  【×】国税徴収法 
第67回 2017(平成29年) 【合格29】国税徴収法

合格XXは、XX年合格。 ×は不合格。 -は学習したが受験せず。
(昔の記録もメモして置けばよかったのですが、
 去年以外の不合格の成績(A~D)は覚えてないので書きませんでした。
 まぁ、A不合格でもD不合格でも科目合格にはならないので忘れたということにしてください。) 

そして、平成28年4月から東亜大学大学院に入学し、
租税法に関する論文を作成中です。

日記的な内容(近況や短めのもの)をアメブロに、
比較的解説や記事としてまとまったもの(長いもの)をブログに載せて行こうと思っています。

さて、数年ぶりにブログを書こうと思うきっかけとなったことがあります。

それは、「税理士試験の大学院免除に関する資料が少ないこと」です。

税理士試験を何年か受けている方は言わずもがなではありますが、
大変過酷な試験です。

1 競争試験である(特に税法はトップ8~13%の合格率である)
2 取った科目は永久に有効である
3 5科目(会計2科目、税法3科目)取らなければならない試験である
4 特に税法は、法令(理論)を暗記する必要があり、合格をするのに本1冊分の暗記を要する

というものがあります。

4の試験合格の厳しさもさることながら、2と3が曲者なのです。

同様で監査に関する専門家である会計士試験は、一気に駆け抜ける試験形態であるのに対し、
税理士試験は、仕様上、何年も受けざるを得ない環境になります。
(一応、5科目まとめて取る人は10年に1人いるか、程度だそうで都市伝説と言われるレベルです。)

どう調べたか不明ですが、合格にかかる年数は平均9年程度と言われており、
9年かかる間に挫折する人も結構要るものではないかと思います。

私も平成24年から受験していますが、
24年財務諸表論、25年簿記論と2年で会計科目を取ったものの、
そこから3年間、税法科目は不合格でした。

このままだと合格できないと思い、
「大学院の研究で、税法科目を免除してもらう」という選択肢にたどり着きました。

税理士法7条2項には、以下のように規定されています。

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税理士法(抄)
第七条 (略)
2 税法に属する科目その他財務省令で定めるもの(以下この項及び次条第一項第一号において「税法に属する科目等」という。)に関する研究により修士の学位(学校教育法第百四条に規定する学位をいう。次項及び次条第一項において同じ。)又は同法第百四条第一項に規定する文部科学大臣の定める学位で財務省令で定めるものを授与された者で税理士試験において税法に属する科目のいずれか一科目について政令で定める基準以上の成績を得た者が、当該研究が税法に属する科目等に関するものであるとの国税審議会の認定を受けた場合には、試験科目のうちの当該一科目以外の税法に属する科目について、前項に規定する政令で定める基準以上の成績を得たものとみなす。

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簡単に言うと、
① 大学院で「税法に属する科目等」に関する研究を行い(論文を書き)、修士の学位を得て、
② その研究が税法に属する科目等に関するものであるとの国税審議会の認定を受けた場合で
③ 税理士試験において税法に属する科目のいずれか一科目を合格したもの

は、税法の試験(残りの2科目)を免除する(ものとみなす)規定です。
(会計も同様の規定があります。どちらも1科目の合格を要します。)

自分は、税法1科目を合格して、
受験に年数がかかっていたら免除を目指そうと思っていたのですが、
税法は実に難しく1科目合格をする前から大学院を目指すこととなりました。

とはいえ、当時の自分としては、

① 大学院ってどこがいいんだろう
② 大学院はどうやったら受験に合格できるんだろう
③ 大学院に入ったら、どう立ち回ればいいんだろう
④ 論文はどのように作成していくんだろう

税理士試験は予備校がいくつかあるとおり、情報もノウハウも充実していますが、
大学院の免除を利用した合格方法は、情報がかなり少なく、苦労しました。

そこで、目処が立った今だからこそ、
それを整理して見ようと思い、ブログを立ち上げてみました。

当面は、税理士試験とそのための大学院の研究について、
役立つ記事を書いて行こうと思います。
(落ち着いたら、仕事や現在行っている海外投資のことなどを触れることができればと思います)

税理士試験で、何年間も苦労している人に役立てば幸いと思っています。